著者
長津 詩織
出版者
北海道大学大学院教育学研究院
雑誌
北海道大学大学院教育学研究院紀要 (ISSN:18821669)
巻号頁・発行日
vol.107, pp.195-204, 2009-06-22

本稿では,現代都市における娯楽空間の商品化を,ジョン・ハニガンの「ファンタジーシティ」論を中心として,特にスポーツスタジアムに注目して論じることを試みる。「ファンタジーシティ」においては,娯楽空間に入るための料金を支払うことが可能なミドルクラスの人びとに非日常的経験や楽しみを提供する一方で,それ以外の人びとは排除されていく。また,非日常的経験や楽しみは経営戦略のもとに計画されており,商品化されている。ハニガンは消費空間化された娯楽空間において,顧客は消費に駆り立てられていくとしながらも,事業主の計画からは外れていく実践が生まれる可能性も示唆している。本稿ではハニガンの議論をふまえた上で,現代日本のプロスポーツスタジアムの事例を参照しながら,消費とは異なる顧客による娯楽の創出を分析する視角を検討する。

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