著者
山本 興太朗
出版者
バイオメカニズム学会
雑誌
バイオメカニズム学会誌 (ISSN:02850885)
巻号頁・発行日
vol.35, no.4, pp.237-244, 2011-11-01

植物の地上部器官は光の方向に屈曲する屈光性を示す.屈光性の機構としては古くから青色光受容体と植物ホルモンであるオーキシンの重要性が指摘されてきたが,その具体的な分子機構は不明であった.最近,モデル植物シロイヌナズナを利用した分子遺伝学的研究によって,光受容体はフラビンモノヌクレオチドを発色団とするフォトトロピンで,オーキシン極性輸送に関わり深いキナーゼ活性を持っていることと,オーキシン作用にはオーキシン極性輸送を担う排出担体PINタンパク質の細胞内局在調節が重要であることが明らかになり,フォトトロピンによるオーキシン極性輸送調節機構が明らかになりつつある.

言及状況

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>フォトトロピンが光を受容することで、茎頂でオーキシンがつくられるのですか term_2_0818さん 現在も解明に向けた研究が続けられている最中です。 http://www.esplant.net/koubo/a01_kd.html http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/53414/1/Vol35,No4_237 ...

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編集者: Tekeonin
2021-09-09 23:34:08 の編集で削除されたか、リンク先が変更された可能性があります。

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