著者
村上 光 長尾 耕治郎 梅田 眞郷
出版者
低温科学第81巻編集委員会
雑誌
低温科学 (ISSN:18807593)
巻号頁・発行日
vol.81, pp.27-36, 2023-03-20

温度は,生物にとって最も身近な環境因子の一つであり,生命活動に強く影響する.そのため,動物は自らの体温を調節する様々な手段を獲得することにより,環境に適応してきた.しかしながら,生命の最小単位である個々の細胞における温度制御の実態は長らく不明であった.我々は近年開発された細胞内温度計測技術を駆使し,ショウジョウバエ培養細胞内の温度がミトコンドリア熱産生により維持されていること,この現象に生体膜の流動性の制御に必須であるdelta9脂肪酸不飽和化酵素DESAT1が寄与することを見出した.今回の発見から,我々は「生体膜を介する細胞自律的な細胞内温度制御」という生命における温度制御の新規メカニズムを提唱した.

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https://t.co/rZaASIs91Z  「たかが名前と思うなかれ」の項だけ読めばok。 https://t.co/XaUE0U4BK2  そして近年の研究(2022/3/15)から脂質分子の折れ曲がりと温度の調整機能が発見された。 https://t.co/K2iYT4XGG5  これ最新論文っぽい。ショウジョウバエと人細胞の違いまでは研究進んでない。、 https://t.co/GkYdWTatnz

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