著者
大谷 実 Otani Minoru
巻号頁・発行日
2000

本節では、本論文の研究主題を近年の研究動向に位置付けることにより、本論文の目的を定式化する。1.問題の所在 1.1.研究主題の位置 本論分で筆者が取り組む研究主題は、「学校数学の一斉授業における数学的活動の社会的構成」である。この主題の意味を説明するには、「一斉授業」、「数学的活動」、そして「社会的構成」という鍵概念の意味と、それらの相互関連性を示すことが必要である。本論文の研究主題は、数学教育論、数学論、認知発達論、そして授業研究法における近年の展開に位置づけられる。 ・・・

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