著者
名川 勝 堀江 まゆみ 於保 真理 Nagawa Masaru Horie Mayumi Oho Mari
出版者
筑波大学心身障害学系
雑誌
心身障害学研究
巻号頁・発行日
vol.27, pp.135-146, 2003-03

知的障害者の地域生活において遭遇する消費生活トラブルについて、質問紙調査及び事例によって検討した。一地域の親の会を対象とした調査では、他の種類と比べて消費生活に関するトラブル報告数はかなり少なかった。そのため、トラブルの種類や被害対象者の特徴などについて示唆を得ることが出来なかった。事例調査では、支援者からの聞き取りにより27例を収集した。トラブルは生活形態、被害内容(額)、経緯、事態確認と本人の意識、行われた対処、他相談機関の有無などによって整理され、それぞれの項目に添って事例を検討した。また被害意識の持たれ方について、若干の事例を検討した。最後に今後の研究課題として、基礎資料の整備、セイフティネットの在り方、支援方法の検討などを指摘した。

言及状況

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

知的障がい者の消費トラブル なかの解説で本人に資金管理を委ねるが最終的には管理が無理という判断のもと後見人に委託していると出ている なにより高価な絵画などの契約破棄ができないなどの事例があった。 https://t.co/NqbzjCTjcO

収集済み URL リスト