著者
曽我 倫久人 杉村 芳樹
出版者
泌尿器科紀要刊行会
雑誌
泌尿器科紀要 (ISSN:00181994)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.37-40, 2004-01

82歳男.前立腺特異抗原(PSA)が高値のため精査を行い前立腺癌(中分化型腺癌)と診断した.このとき腹部・胸部CTおよび頭部CTにおいて明らかな転移所見は認められず,病期分類T3aN0M0とした.LH-RH analogueによる去勢療法を開始し,PSAは順調に低下していたが,7ヵ月後に突然左側の上下肢脱力感を訴え,頭部CT・MRI所見から多発性脳転移と診断した.転移巣に対して放射線治療を行ったがADLの改善は得られず,前立腺癌の診断から1年1ヵ月後に呼吸不全のため死亡した

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脳転移をきたした前立腺癌の1例 http://t.co/TLHE8bjd60

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