著者
徐 静波
出版者
京都大学大学院教育学研究科生涯教育学講座
雑誌
京都大学生涯教育学・図書館情報学研究 (ISSN:13471562)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.153-163, 2011-03

秦の時代までは、茶というものはすでに中国の南西地方で食され、また飲用されていた。漢 の時代以後は次第に四川あたりから長江の中流や下流流域に広がり、薬用価値のある食べもの あるいは飲みものとみなされ、惰や唐の時代(約紀元6世紀前後)から、お茶を飲む文化が次 第に全国に広がり、お茶は最も重要な非アルコール飲料としての地位が中国で正式に確立した。 中国から日本に伝来した初期のお茶文化は、凡そ平安時代前期(9世紀前後)の頃に、半世紀 にわたって滅んでしまい、一般社会に定着できなかった。その理由としては、遣唐使廃止によっ て中国大陸とのつながりが薄くなったこと、初期に伝来したお茶の文化の広がる範囲が極めて 狭かったこと、日本人がそれを能動的、創造的に改造する努力が十分でなかったこと、唐代の 餅茶の製茶工程の繁雑さなどが挙げられる。

言及状況

Yahoo!知恵袋 (1 users, 1 posts)

最澄の送別の茶会を開いて貰った時の記事です。文人なら酒で送別しますが、僧なので、茶会を開いたものと思われます。 (意味)三月の初吉,遠方の景色は色濃くなっている 新しい茗茶を汲み餞別を行ない,春風に吹かれつつ遠く日本へ帰る送別をしてくれた。 初吉:太陰暦で朔から初めの一週間をいう(農曆每月初一到初七或初八的時段) 遐方:遠方 参考文献、茶の日本への伝来 http://r ...

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

あ。永忠を調べていたら、こんな論文があった。なるほど、一度廃れてしまったのか……。 http://t.co/S9SPIQLNfV

Wikipedia (1 pages, 1 posts, 1 contributors)

収集済み URL リスト