著者
川崎 良孝
出版者
京都大学大学院教育学研究科生涯教育学講座
雑誌
京都大学生涯教育学・図書館情報学研究 (ISSN:13471562)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.5-36, 2011-03

アメリカ公立図書館史研究は、素朴な実証主義の第1世代、ジェシー・H.シェラ、シドニー・ ディツイオンを中心とする民主的解釈の第2世代、マイケル・H.ハリス、ディー・ギャリソン を中心とする修正解釈の第3世代を経て、1980年代後半から第4世代の時代に入った。この第4 世代の特徴は、1次史料の広範な渉猟、理論の適用や批判的解釈の重視、さらにプリント・カ ルチャーなどへの展開にある。この第4世代の研究の牽引者がウェイン・A.ウィーガンドであ り、本稿はウィーガンドの研究の視点、方法、具体的な解釈の全体を明らかにする。

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