著者
飯田 仁 有田 英一
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.31, no.6, pp.810-821, 1990-06-15

日本語の話し言葉による対話では 述語の代用的表現 格要素の省略 縮小表現等を使った断片的な発話が多く現れる.このような特徴を持つ対話の理解および翻訳を行うには 各発話を対話の進展の流れに沿って解釈することが必要である.本論文では対話を理解するための一つの機構として 4階層のプラン認識モデルを使った目標指向型対話の理解の手法を提案する.4階層のプランとは(1)ある情報の交換が話し手と聞き手の間の順序付けられた発話で表現できるという知識であるインタラクションプラン (2)対話を介した情報伝達のための行為が一連の情報伝達行為で実現できるという知識であるコミュニケーションプラン (3)ある行為が順序付けられた行為の達成で実現できるという知識であるドメインプラン (4)対話が対話展開のための言語運用行為で実現できるという知識であるタイアログプランである.これらのプランを利用すると対話の進展に伴う各発話と話題領域の知識との関係付けを漸次進めていくことが可能となり 対話全体に渡る構造をつくることができる.対話の構造の中で断片的な発話の解釈をすることにより代用的表現 格要素の省略を復元できる.

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毎回の授業後のレポートにネットからのコピペがあるのだけど,今回のコピペは私の師匠の論文で提案されている内容だった。いろいろな思いが頭を巡って,思わずホッコリしてしまったけれど,ホッコリしている場合ではないね。 https://t.co/YbIKEZ4hSG

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