著者
井庭 崇
雑誌
情報処理学会論文誌数理モデル化と応用(TOM) (ISSN:18827780)
巻号頁・発行日
vol.48, no.SIG19(TOM19), pp.75-85, 2007-12-15

本論文では,2人のモデル作成者によるコラボレーションによってモデリングを行う「ペア・モデリング」の方法を提案し,その実践事例を報告する.ソフトウェア工学の最近の研究では,ペアによるプログラミング作業が,個々に仕事を割り振って分業するのに比べて,生産性の観点からも品質の観点からも優れているということが知られており,モデリングにおいてもそのような効果が期待できる.本論文では,ペア・モデリングの方法について論じた後,ペア・モデリングの原理を,ニクラス・ルーマンによって提唱された社会システム理論に基づいて考察する.最後に,私たちの提案するモデリングツールを用いたペア・モデリングの実践事例を紹介する.

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