- 著者
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橋田 光代
片寄 晴弘
保科 洋
- 雑誌
- 情報処理学会研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)
- 巻号頁・発行日
- vol.2003, no.111(2003-HI-106), pp.103-109, 2003-11-07
与えられた楽譜からフレーズ頂点を推定(or 付与)する手法のひとつに保科理論がある.頂点選択や演奏表現のための条件がよく整理されており,理解しやすい.ただし,保科理論では,グループ境界に関しては人間の直感的な思考を前提にしており,直接,計算機処理に用いることはできなかった.本稿では,保科理論をもとに,スラーの始点と終点に関する制約を利用し,頂点推定の根拠からのvotingによって各グループの頂点を推定するモデルを提案する.ベートーベンのピアノソナタ「悲愴」第2楽章では,概ね正しい頂点を導き,他曲における推定でも約80%を超える正答率を得た.