著者
久保 幸夫
雑誌
情報処理学会研究報告グラフィクスとCAD(CG)
巻号頁・発行日
vol.1991, no.70(1991-CG-051), pp.1-7, 1991-07-22

地理情報システムは、この数年、急速な普及をみせてきた。国家機関、地方自治体、国際機関、研究機関、民間、さらに軍隊など多方面で利用されている。この背景には、環境問題、資源問題など空間的な分析を必要とするニーズの顕在化が一方にあり、また、ワークステーション、コンピュータグラフィックス、大規模データベースの発展などの技術的な進歩がある。マルチメディア、多次元情報処理、リアルタイム化など多くの課題が発生しているが、この背景には、地理情報のモデルをめぐる問題がある。今後の社会では、コミュニティーや地域、さらに地球全体を運営、管理、計画してゆくためのソーシャルウェアという概念が必要であり、地理情報システムはその方向に進化してゆくべきであろう。

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