著者
秋山 博紀 安村 通晃
雑誌
研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)
巻号頁・発行日
vol.2011-HCI-142, no.13, pp.1-8, 2011-03-10

近年,Amazon 社の Kindle や Apple 社の iPad の登場により,電子書籍はより身近なものになった.特に日本国内でも電子書籍市場規模は右肩上がりで拡大しており,電子書籍の重要性が高まっていることが分かる.しかし,従来の電子書籍は紙の書籍同様,一人のユーザーが読み,自分のためにコメントなどを付加できるもので,他の読者とコメントなどを共有できるものではなかった.コメントやブックマークなどの書籍に関連したアノテーションを他のユーザーと共有することで,書籍の特定の箇所に関わる議論や疑問の解決や要点の抽出など,電子書籍ならではの新しい書籍の読み方が提案できる.本研究で提案および実装を行った “libenote” は電子書籍に対してアノテーションを付加し,それらを共有することでユーザー間の知識共有を図る,電子書籍のための統合プラットフォームである.本稿では,印刷された書籍に対する読者の書き込み調査を元に提案を行い,設計と実装について述べる.

言及状況

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●アノテーション付加による知識共有型電子書籍の提案 http://t.co/mYMYubhVS7 実際の「書き入れ」事例20点を分析して、21個の書き入れ目的を抽出、これを4分類している。そのうえで、知識共有型電子書籍、アプリ化の試み、さらには学生を使っての実証まで。

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