- 著者
-
古川 忠延
阿部 修也
安藤 剛寿
岩倉 友哉
志賀 聡子
高橋 哲朗
井形 伸之
- 雑誌
- 研究報告 デジタルドキュメント(DD)
- 巻号頁・発行日
- vol.2011-DD-82, no.3, pp.1-6, 2011-10-01
本研究では,センサーや統計等を通じては獲得できない社会的事象の抽出と活用の可能性調査を目的として,犯罪情報を対象に Twitter 投稿の分析をおこなった.分析を通じ,(1) Twitter 上の犯罪関連投稿には,投稿者自身の犯罪の目撃や被害に関する投稿,公共・公的機関が発表した情報等を引用した投稿,ニュース記事の引用という3種類が存在すること,(2) それらの間で記述されている犯罪種別傾向の違いから,Twitter からのみ抽出できる犯罪情報が存在していること,が分かった.また,犯罪関連投稿を自動抽出する実験結果についても報告する.