著者
才野 慶二郎 大浦 圭一郎 橘 誠 剣持 秀紀 徳田 恵一
雑誌
研究報告音楽情報科学(MUS)
巻号頁・発行日
vol.2012-MUS-94, no.7, pp.1-6, 2012-01-27

ラップのような短時間のうちに音高などの特徴が大きく変動するスタイルの歌い方は,それを適切に表現するための記譜法が確立されておらず,従来のように五線譜基づく合成の仕組みではユーザが直観的にそのスタイルの歌声を再現することが難しかった.本稿では,ラップスタイルの歌唱のための記譜法を定義し,それを用いて HMM 歌声合成の枠組みでラップスタイルの歌声合成を行った.その結果得られた合成音声はラップ特有のグリッサンド技法によるピッチ変動の現象を含むものになっていることが確認された.また,合成時に得られる対数基本周波数系列を素片接続型の歌声合成器に与えてラップスタイルの歌声を合成することも試みた.

言及状況

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ボーカロイドで早口の部分をどれだけ人の話し言葉の位相に近づけてラップみたいに聴かせるかってvoiceロイドの性能も上がるし、Vtuberの声優が要らなくなるとかあり得るのかな https://t.co/KD7mei3btQ https://t.co/xJlNG7bFDI

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