著者
剣持 秀紀 大下 隼人
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. MUS,[音楽情報科学] (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.72, pp.25-28, 2007-10-11
参考文献数
7
被引用文献数
9

"VOCALOID"とは、ヤマハが開発した素片連結型の歌声合成技術およびその応用商品の総称である。すでにソフトウェア応用商品として数本が国内外で実際に市販されている。本稿では、VOCALOIDの基本構成、合成アルゴリズム、実際の商品でのユーザインタフェースを現時点での商品ラインナップを交えながら紹介し、最後に本技術の今後の見通しについても述べる。
著者
剣持 秀紀 大下 隼人
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音声言語情報処理(SLP) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.12, pp.51-56, 2008-02-08
被引用文献数
1

"VOCALOD"とは、ヤマハが開発した素片連結型の歌声合成技術およびその応用商品の総称である。2007年8月末に発売されたその応用商品「初音ミク」(クリプトン・フューチャー・メディア株式会社)は、音楽制作用のソフトウェアとしては異例の販売本数を記録している。本稿では、VOCALOIDの基本構成、合成アルゴリズムを紹介し、今後の課題と展開について論じる。"VOCALOID" is a concatenative singing synthesis technology developed by Yamaha Corporation, and also a trademark for its application products. Its application software "Hatsune Miku" released in the end of August 2007 by Crypton Future Media Inc., recorded an extraordinary number of sales as software for musical creation domain. In this paper, we would like to introduce its overview, its synthesis algorithm, and discuss future tasks and prospects.
著者
剣持 秀紀 大下 隼人
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. MUS,[音楽情報科学] (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.74, pp.51-56, 2008-02-08
参考文献数
7
被引用文献数
9

"VOCALOID"とは、ヤマハが開発した素片連結型の歌声合成技術およびその応用商品の総称である。2007年8月末に発売されたその応用商品「初音ミク」(クリプトン・フューチヤー・メディア株式会社)は、音楽制作用のソフトウェアとしては異例の販売本数を記録している。本稿では、VOCALOIDの基本構成、合成アルゴリズムを紹介し、今後の課題と展開について論じる。
著者
才野 慶二郎 大浦 圭一郎 橘 誠 剣持 秀紀 徳田 恵一
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2012, no.7, pp.1-6, 2012-01-27

ラップのような短時間のうちに音高などの特徴が大きく変動するスタイルの歌い方は,それを適切に表現するための記譜法が確立されておらず,従来のように五線譜基づく合成の仕組みではユーザが直観的にそのスタイルの歌声を再現することが難しかった.本稿では,ラップスタイルの歌唱のための記譜法を定義し,それを用いて HMM 歌声合成の枠組みでラップスタイルの歌声合成を行った.その結果得られた合成音声はラップ特有のグリッサンド技法によるピッチ変動の現象を含むものになっていることが確認された.また,合成時に得られる対数基本周波数系列を素片接続型の歌声合成器に与えてラップスタイルの歌声を合成することも試みた.This paper addresses rap-style singing voice synthesis. Since it has not been very clear how to write a musical score for rap-style songs, existing singing voice synthesis systems based on musical scores are not suitable for synthesizing them with an intuitive input. Here a new type of musical score specialized for a rap-style is defined. An HMM-based singing voice synthesis system is used to realize an automatic synthesis of realistic rap-style singing. Glissando phenomenon which is special for the style could be found in synthesis results. It was also tried to apply pitch parameters generated from the HMMs to a sample-concatenation-based singing voice synthesis system.
著者
剣持秀紀
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告音楽情報科学(MUS)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.26, pp.1-1, 2013-08-24

歌声合成技術は楽曲制作に幅広く用いられるようになってきている.また特に若い層を中心に,そのような楽曲 (いわゆる 「ボカロ曲」 ) を愛聴する人々も多い.なぜ人間の歌声でなく,合成された歌声が使われ,聴かれるのかについて考えてみたい.併せて歌声合成技術 VOCALOID の現在の仕組み (システム) について解説し,その将来の展開について述べる.
著者
剣持 秀紀
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.53, no.5, pp.472-476, 2012-04-15

本稿では,過去の歌声合成に関する研究と筆者が開発に関わった歌声合成システVOCALOIDについて紹介しながら,歌声合成の未来について論じる.
著者
剣持 秀紀
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.50, no.8, pp.723-728, 2009-08-15
著者
橘 誠 中岡 慎一郎 剣持 秀紀
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.14, pp.1-6, 2010-02-08

本稿では,2009年10月に開催されたCEATEC JAPAN 2009にて,ヤマハブースに出展した歌声合成システムVOCALOIDと産業技術総合研究所が開発したサイバネティックヒューマンHRP-4C"未夢"のコラボレーションによる歌うロボットの演出について,その概要とデモシステムの技術を紹介する.This paper describes the technique applied to a robot to perform singing-voice as exhibited at CEATEC JAPAN 2009. To achieve a realistically robot-singing performance, facial motions such as lip-sync and facial gestures are required. This work is a result of a collaboration between the technology "VOCALOID" (developed by YAMAHA) and the cybernetic Human HRP-4C named "Miim" (developed by AIST). We report the technical overview of the system developed for the mentioned exhibition.
著者
剣持 秀紀
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.50, no.8, pp.723-728, 2009-08-15
被引用文献数
2
著者
才野 慶二郎 大浦 圭一郎 橘 誠 剣持 秀紀 徳田 恵一
雑誌
研究報告音楽情報科学(MUS)
巻号頁・発行日
vol.2012-MUS-94, no.7, pp.1-6, 2012-01-27

ラップのような短時間のうちに音高などの特徴が大きく変動するスタイルの歌い方は,それを適切に表現するための記譜法が確立されておらず,従来のように五線譜基づく合成の仕組みではユーザが直観的にそのスタイルの歌声を再現することが難しかった.本稿では,ラップスタイルの歌唱のための記譜法を定義し,それを用いて HMM 歌声合成の枠組みでラップスタイルの歌声合成を行った.その結果得られた合成音声はラップ特有のグリッサンド技法によるピッチ変動の現象を含むものになっていることが確認された.また,合成時に得られる対数基本周波数系列を素片接続型の歌声合成器に与えてラップスタイルの歌声を合成することも試みた.
著者
才野 慶二郎 大浦 圭一郎 橘 誠 剣持 秀紀 徳田 恵一
雑誌
研究報告音声言語情報処理(SLP)
巻号頁・発行日
vol.2012-SLP-90, no.7, pp.1-6, 2012-01-27

ラップのような短時間のうちに音高などの特徴が大きく変動するスタイルの歌い方は,それを適切に表現するための記譜法が確立されておらず,従来のように五線譜基づく合成の仕組みではユーザが直観的にそのスタイルの歌声を再現することが難しかった.本稿では,ラップスタイルの歌唱のための記譜法を定義し,それを用いて HMM 歌声合成の枠組みでラップスタイルの歌声合成を行った.その結果得られた合成音声はラップ特有のグリッサンド技法によるピッチ変動の現象を含むものになっていることが確認された.また,合成時に得られる対数基本周波数系列を素片接続型の歌声合成器に与えてラップスタイルの歌声を合成することも試みた.
著者
剣持 秀紀
雑誌
研究報告音声言語情報処理(SLP)
巻号頁・発行日
vol.2012-SLP-90, no.4, pp.1-4, 2012-01-27

本稿では、2011 年 10 月に発売された歌声合成ソフトウェア VOCALOID の新しいバージョンである VOCALOID3 について、そのポイント (品質面からの改良点、ユーザインタフェースの改良点) を紹介する。また新しく導入された VOCALOID Job Plugin という簡単なスクリプト言語で記述可能な機能拡張のための仕組みについて、その具体的な応用可能性について解説する。