著者
伊藤 毅志
雑誌
ゲームプログラミングワークショップ1999論文集
巻号頁・発行日
vol.1999, no.14, pp.177-184, 1999-10-15

将棋のような複雑な問題解決では,先読みしきれない膨大な局面に対する論理的思考を補うために,人間は経験に基づく直観や大局観を利用した思考をしている.本研究では,将棋におけるある局面において,人間がどのように考えて,次の一手を決定していくのかを詳細に調べて,人間の直感的思考のメカニズムを明らかにしていく.心理実験の結果,アマチュア5級程度になると,すでに上級者と同様の思考過程(将棋対局者スクリプト)を辿れることが明らかになった.また,上級者になるほど大局的に局面を見ることが出来るようになり,注目すべき箇所への言及が多く,深い先読みを行う以前に,有力な指し手であることが感じ取れるようになっていることがわかった.

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「対局者スクリプト」… 初心者以上の人が共通してたどり着く思考モデル。 「候補手ピック」→「先読み」→「先読み後の局面認識」→「局面評価」〜ループ〜「評価リストの作成」→「手の選択」 プロでも認知プロセスは変わらないが、大局観評価が増え、検討種数が減る https://t.co/gvP6IovXrH

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