- 著者
-
松崎 公紀
- 雑誌
- 情報処理
- 巻号頁・発行日
- vol.58, no.6, pp.488-495, 2017-05-15
報処理学会の会員の中には,論文をLaTeXで書いて人も多くいるだろう.論文そのものをLaTeXを用いて書いている場合でも,他のWYSIWIGなソフトウェアで作成した図を取り込んでいることが多い.論文で用いるような線画にラベルを組み合わせた図,とくにその図に規則性がある場合には,本稿で説明するプログラミングにより図を描く(生成する)ことが便利である.本稿では,MetaPost言語を用いて,プログラミングにより図を描く方法について解説する.簡単なMetaPostプログラムから始めて,繰り返しやマクロ,ラベルの使い方を説明する.さらに,実際の利用に役立つGnuplotの出力グラフの書き換えについてのヒントも述べる.