著者
松原 義継 武藏 泰雄
雑誌
インターネットと運用技術シンポジウム論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.1-8, 2017-11-30

電子メールサイズの頻度分布を説明するためのモデルを構築した.とある大学の電子メール送信サーバへリクエストされた電子メールのサイズの頻度分布図を 100 バイト単位で作成した.その頻度分布の大きな形からは,ベき則を読み取れる.電子メールヘッダの 1 つである “Content-Type” の内容に基づき,その頻度分布を 4 種類に分解した.この分解に用いた電子メールの送信リクエスト回数は 269,085 (3ヶ月分) である.分解された各頻度分布を説明するためのモデルを作成した.提案モデルでは,送信者は意識的もしくは無意識的に電子メール本文中の新規作成文の桁を正規分布に従い管理する.そのモデルからは概ね受け入れられるフィッティング結果を得られ,さらに実験によりベき則性を有することの結果も得られた.

言及状況

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送信された電子メールのサイズ頻度のメールヘッダの内容に基づく分析 ◯松原義継(佐賀大学/熊本大学), 武藏泰雄(熊本大学) https://t.co/cfTKhnM5sg #iots2017 #ipsjiot

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