著者
入江 智和
雑誌
インターネットと運用技術シンポジウム論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.58-64, 2017-11-30

近年の無線 LAN の通信速度の向上は顕著であり,今後もさらに高速な規格の標準化が期待される.一方で,高速な無線 LAN 規格を使用しているにもかかわらず,期待した通信速度が得られないこともよくある.その原因の一つにブロードキャストの通信が挙げられる.ブロードキャストは有線 LAN でも行われているが,無線 LAN ではその特性により有線 LAN の場合よりも大きな影響を及ぼす.本稿ではこのブロードキャストの影響がより顕著と思われる中 ・ 大規模無線 LAN 環境を対象に,ブロードキャストの伝播を最小化するネットワーク構成を提案する.提案構成は AP にブリッジ型ではなくルータ型を用いるとこに特徴がある.提案構成の通信実験環境を構築し,実験結果から提案構成の実現性と有効性を確認した.

言及状況

Twitter (2 users, 2 posts, 2 favorites)

ブロードキャストの伝播を最小化する中・大規模無線LANネットワーク構成の検討 ◯入江智和(鹿児島高専) https://t.co/7xmVJMDkeM #iots2017 #ipsjiot (順序が入れ替わりました)
IOTS2017、「ブロードキャストの伝播を最小化する中・大規模無線LANネットワーク構成の検討」というセッション気になる。L3で切る的アブスト内容だけど、ローミング回りにどんな工夫があるのかな? > https://t.co/6Osrwwe1Xr

収集済み URL リスト