著者
稲村 勝樹 新林 直樹
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.59, no.1, pp.179-188, 2018-01-15

近年,スマートフォンやタブレット端末など,タッチパネルを有する携帯端末が普及し,時や場所を選ばずに様々な情報を利活用できるようになった.このような端末では,端末を利用する際にタッチパネルの入力を利用したユーザ認証を行うことで情報漏洩を防いでおり,なかでもAndroid端末ではパターンロックと呼ばれる方式が採用されている.しかし,この方式では覗き見攻撃により簡単にパスパターンを記憶されてしまうといった問題がある.この問題に対し,東川らによってランダムに表示された数字列を一時的に記憶した後に入力することによって,パターンロックの覗き見耐性の向上を図る方式が提案されている.この方式において,記憶の増加や入力の複雑化によるユーザの利便性の低下といった課題がある.本稿では,入力パスパターンの方法を変更することで利便性の改善を図り,かつ覗き見耐性をさらに向上させる改良方式を提案し,その実装評価について述べる.これにより既存の携帯端末でパターンロックより安全なユーザ認証が実現できることを示す.

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