著者
狩野 佑記 中島 達夫
雑誌
コンピュータセキュリティシンポジウム2019論文集
巻号頁・発行日
vol.2019, pp.748-755, 2019-10-14

TwitterやFacebookなどのソーシャルネットワークサービス(SNS)の誕生により, コミュニケーションに重みを置いた新たなソーシャルエンジニアリングの脅威が生じている. 本研究ではSNSにおけるソーシャルエンジニアリングを対策するために, 攻撃に繋がる投稿の拡散を防ぐことを目的とする. その提案手法として, 投稿をシェアするタイミングで投稿に対するポジティブな反応とネガティブな反応をユーザに対して提示を行う. 提案手法が効果的であることを確かめるために仮想SNSを制作し, 35名のユーザを対象に評価実験を行った. その結果, ポジティブな反応はシェアの要因とならないが投稿に対する印象を変え, ネガティブな反応はシェアの要因と密接に結びつき攻撃投稿の拡散を防ぐことができることが判明した.

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