著者
今村 薫
出版者
名古屋学院大学総合研究所
雑誌
名古屋学院大学論集 人文・自然科学篇 = THE NAGOYA GAKUIN DAIGAKU RONSHU; Journal of Nagoya Gakuin University; HUMANITIES and NATURAL SCIENCES (ISSN:03850056)
巻号頁・発行日
vol.51, no.1, pp.31-42, 2014-07-31

旧人と新人が交替するにあたり,狩猟方法がどのように変わったかを推測するために,現代の狩猟採集民サンの狩猟方法を詳細に調査した。その結果,サンの狩猟方法は大型獣を狙った弓矢猟や槍猟だけでなく,小型の哺乳類や鳥類を対象に多種多様な猟法があること,狩猟を行う者は成人男性だけでなく,成人女性や少年たちも行ってきたことが明らかになった。とくに少年は,4~5歳のころから『自然の読み取り方』を学んでいく。動物に関心を持ち深く観察してその心を読むというヒトに特有な能力は,ホモ・サピエンスの起源にまで遡ることができる。人と動物の関係は,人間の認識能力そのものの変革を促したという点で,人の進化と深く絡んでいると考えられる。

言及状況

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弓矢による狩猟について、その方法や狩人たちの生活について知りたい。 クロスボウなどの機械弓は含まない。特に下記の4点について知りたい。 1 捕獲できる動物の種類(大型の動物ならどこまで採れたか、など) 2 射る部位や射程 3 力の弱い女性や子どもでも弓による狩りは出来たのか 4 弓と銃で出来ることの違い

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