- 著者
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清水 祥子
- 出版者
- 長野女子短期大学出版会
- 雑誌
- 長野女子短期大学研究紀要
- 巻号頁・発行日
- vol.7, pp.31-38, 1999-12-21
江戸時代の料理本にみるおから料理は実に豊かである。前菜から食後(甘味)に至る様々な料理がみられる。その料理名がまた素敵である。むろん少ないお米におからを混ぜてかさを増やすいわゆる「かて飯」として庶民の貧しい食事の様もみえるが、華やかに食卓を飾った料理もあった。時代とはいえおからも庶民の命を養う食材の一つであったこと、従っておから料理の実に豊かだったことがうかがえる。