著者
佐野 幹
雑誌
宮城教育大学紀要 = BULLETIN OF MIYAGI UNIVERSITY OF EDUCATION
巻号頁・発行日
vol.56, pp.11-27, 2022-01-31

本報告は平成29年度告示の学習指導要領に対応した、小・中学校の国語教科書を対象にマンガがどのように教材化されているのかを調査したものである。調査した内容は、マンガが使われている教材の種類とマンガに与えられた教育的役割である。調査した結果は項目(「校種」、「出版社と巻」、「頁」、「教材名」、「マンガの役割」)を立て表にまとめた。調査の結果から、次のことを指摘した。 1、「活動のモデル・ナビ」と「内容理解の補助」の役割で多用されていた。2、マンガそのものが推薦図書に挙げられていた。3、マンガが日本の文化や固有の表現形態として認められ、文章の題材となっていた。4、読みの対象としてマンガが扱われていた。5、物語を作成するためにマンガが活用されていた。

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佐野幹(2022)「国語教科書の中のマンガ調査」https://t.co/9TwSV24JNZ 今年1月に公開された調査報告(紀要論文)。佐野先生こんな調査をなさっていたのか!今度、お話しをお聞きしたい! #jtsj公開講座

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