著者
春名 苗
雑誌
花園大学社会福祉学部研究紀要
巻号頁・発行日
vol.23, pp.19-30, 2015-03

本論文では、旧約聖書や新約聖書で障害者がどのようにとらえられているのかを明らかにしている。旧約聖書には、障害者への配慮を書かれた箇所はあるが、他方で神の戒めに従わない時には障害を持つという罰があると書かれ、障害者への差別とみられる表現も書かれている。そのため、文献研究によって、罪の結果の罰としての障害は、個人に語られたものというより、他宗教が混在する中で一神教を貫くために手段として語られた側面があったこと、障害者への差別的表現も時代背景を踏まえた解釈によって直接の差別的表現ではないことを明らかにした。その上で、イエスの登場によって、だれもが罪びとであり、障害が罰であるという側面が完全に否定されたことを論じている。

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@crac_cgk @abarerukachan @jun_mo 古いユダヤ教の考え方では、確かに病気や障害が罪の結果であるという考え方がありましたが、重い皮膚病の患者、盲者や「長血の女」の治癒のエピソードでわかるように、そうした… https://t.co/s4N4Ntwpod

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