著者
大内 田鶴子

本稿は,東京の下町が,町会を有効に機能させて,コミュニティを発展させた事例の研究である。白河三丁目町会は,認可地縁団体の法的地位を得ている。これは,再開発に付随して登録されたもので,全国の町内会の例にもれず,以前は任意団体であった。それにもかかわらず,同町会は同潤会アパートの再開発に,きわめて大きな影響力を行使し,結果として法的な地位を得るとともに,町会財産の価値を増大させた。関東大震災の被災,東京大空襲の被災を経て成長発展した町内会と住民の活動について報告する。

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