著者
八藤後 忠夫 水谷 徹
出版者
文教大学
雑誌
教育学部紀要 = Annual Report of The Faculty of Education (ISSN:03882144)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.79-86, 2005-12-01

近年急速に進歩しつつある先端科学・技術は,私たちの生活を一層利便性の高い豊かなものとしている.しかし一方では,特に医学・医療において診断・治療・予防のいずれの段階においても「社会における人間像」や「死生観」に抵触すると思われる側面も増大している.本稿は,これらの問題に関して,古代社会以来連綿と続いている優生思想の歴史的変容を概観し,検討した.その結果,出生前診断や着床前診断と選択的妊娠中絶においては,「障害者の生存権の否定」傾向に強く影響を及ぼしていることが確認された.このことは教育のあり方全般にも大きく影響を及ぼしていると推測され,その実践の一つとして今後の学校教育・社会教育全体に大きな課題を与えていると判断する.特に,障害児教育においてはその教育内容に更なる「内容の質の高さ」が求められていると考えられる.

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