著者
斉藤 修平
出版者
文教大学
雑誌
生活科学研究 = Bulletin of Living Science (ISSN:02852454)
巻号頁・発行日
vol.40, pp.135-145, 2018-03-30

埼玉、東京、神奈川で里神楽を演じている一家相伝の神楽社中はその家数こそ減っているが、依然として神楽芸を今日まで家族と弟子筋が力を合わせて継承している。彼らは求めに応じて神社祭礼の場で神事の一環として巫女舞や神前舞を拝殿で奉納すると同時に神楽殿では神賑わいの法楽芸能として、神能形式の里神楽を奉納している。本稿では、社中神楽の「舞の系譜」について相模流里神楽を伝承する垣澤社中(神奈川県厚木市酒井)を対象に調査を行ない、舞と舞地を中心とする記述を試みた。里神楽の誕生以前に形成されたと推測する神前舞の①舞地、②採り物、③神楽囃子の曲目選択のありようが神能的な里神楽形成に一定程度の影響を与えた、という作業仮説を用意して、神前舞と里神楽の各演目(座)に配置されている舞とその舞地について検討し、相互の関係ぶりを明らかにした。

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