著者
多田 伊織
出版者
国際日本文化研究センター
雑誌
日本研究
巻号頁・発行日
vol.48, pp.201-234, 2013-09-30

戦後の混乱期に、小石川蝸牛庵の再建を待たずして亡くなった幸田露伴(慶応三年〔一八六七〕~昭和二十二年〔一九四七〕)は、戦中から床に就くことが多くなり、ほぼ視力を失い、最後は寝たきりになりながらも、著述活動を続けた。しかし、戦時下の露伴の生活の実態は、存外に知られていない。本稿は、戦時下からその最期に至る最晩年の露伴の姿を、当時露伴の身近に侍していた家族や編集者の目を通して再構成しようとする試みである。

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