著者
梅原 猛
出版者
国際日本文化研究センター
雑誌
日本研究 : 国際日本文化研究センター紀要
巻号頁・発行日
vol.1, pp.13-23, 1989-05-21

アニミズムはふつう原始社会の宗教であり、高等宗教の出現とともに克服された思想であると考えられている。タイラーの「原始文化」がそういう意見であり、日本の仏教はもちろん、神道もアニミズムと言われることを恥じている。しかし私は、日本の神道はもちろん、日本の仏教もアニミズムの色彩が強いと思う。それに、アニミズムこそはまさに、人間の自然支配が環境の破壊を生み、人間の傲慢が根本的に反省さるべき現代という時代において、再考さるべき重要な思想であると思う。

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日本のアニミズム的信仰を考える上での一助となるような面白い論文をご紹介 『日本的アニミズムと宗教的自然観』 https://t.co/sMAAdrIVpN 『アニミズム再考』 https://t.co/UyO8QR5xGi 『神道的信仰心の心理的分析』 https://t.co/ggB8mubuxA 『祭りの構造と意味』 https://t.co/4n7pnGTciE
僕が子どもの頃まではその上の世代が国家神道だったこともあってまだまだ結構宗教色はある世の中だった気がする。宜保愛子さんみたいな霊の話をする人も実は非常に日本的なのだよね。。 https://t.co/pKn36maByQ
アニミズムについてめちゃくちゃ深く考察してて、おもしろかった。 とにかく読んでほしい。 『アニミズム再考』 https://t.co/0LB4g4Dopu

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