著者
向山 昌利 加藤 洋平
雑誌
流通経済大学スポーツ健康科学部紀要 = The journal of Ryutsu Keizai University, the Faculty of Health & Sport Science
巻号頁・発行日
vol.12, pp.11-20, 2019-03-10

本研究は,岩手県釜石市で整備された釜石鵜住居復興スタジアムを事例として,釜石市行政のスタジアム整備費調達のための戦略を浮き彫りにすることを目的とする。本研究では,主に行政が作成した資料を検討したうえで,関連する部署の(元)幹部もしくは担当者に対するインタビュー調査を補完的に実施した。本研究を通じて明らかとなった行政によるスタジアム整備のための資金調達戦略は,次の2点であった。1点目は,スタジアム整備がスポーツ政策だけでなく防災などと関わる複数の政策と重ねられながら進められた点。2点目は,資金調達の際に地域の表象を活用しながら,ラグビーワールドカップ開催に必要な釜石市の外に住む人々の共感の獲得が目指された点であった。本研究を通じて,スタジアム整備のための資金を調達する際に,スポーツ政策とは異なる政策を管轄する組織と連携を図る必要性が示唆された。

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スポーツ・スタジアムの整備戦略 : 釜石鵜住居復興スタジアム整備過程からの分析 https://t.co/uHcwL0OAfO ※PDF

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