著者
大津 尚志 Takashi OTSU
巻号頁・発行日
vol.15, pp.36-44, 2020-03-20

文部省(現、文部科学省)が1988 年4 月から「校則の見直し」を指示している。その方向性は本稿執筆時(2019 年)まで変わりない。近年「校則」に関する議論が再び高まっている。「黒染め」という新たな問題も生じて、訴訟も提起されている。本稿では「校則」の歴史について判例史を含めてふりかえる。さらに1988 年におこなわれた「校則」の実態調査に比して、本稿執筆時(2019 年)の調査を行い、その調査結果報告を約30 年の間の比較視点を交えながら記述するものである。「校則の見直し」はある程度すすんでいること、「校則」の改訂にあたっては「生徒の意見を聴取する」方向には依然としてすすんでいないことなどが、新たな知見としてうかびがった。

言及状況

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丸刈り強要、黒染め強要とかの校則裁判は、ことごとく生徒側が負けてきたけど、2022年の堀越高の交際禁止校則で初めて生徒側が勝ったのでは? 時代が変わってきたから、理不尽な校則に対して裁判を起こすのありな気もする。 出典:大津尚志『高校の「校則」に関する一考察』 https://t.co/DvAzNLy1q2 https://t.co/8YstsghLDO

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