著者
岡崎 勝世
出版者
埼玉大学教養学部
雑誌
埼玉大学紀要. 教養学部 = Saitama University Review. Faculty of Liberal Arts (ISSN:1349824X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, pp.1-17, 2020

アジア・太平洋戦争開始2 年後の1943(昭和18)年、軍部の教学刷新要求を反映した「中等學校令」と「中學校規程」、「昭和18 年要目」が公布され、「皇國の道」に則った教育、四年制への移行、国定教科書の使用、軍事教練強化等が定められた。欧米諸国のアジア侵略を厳しく批判し、「大東亞史」としての東洋史を軸とする世界史の国定教科書、『中等歴史一』(昭和19)が刊行され、歴史教育も「大東亞戦争」へと生徒を駆り立てるものとなった。だが皇国史観を鼓吹する国史教科書(『中等歴史二、三』)は学徒動員による教育崩壊で殆ど使用されず、続編も未刊行のまま敗戦を迎え、戦時教育体制が瓦解した。

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