- 著者
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八塩 圭子
- 出版者
- 東洋学園大学
- 雑誌
- 現代経営経済研究 = Toyo Gakuen University business and economic review (ISSN:13492004)
- 巻号頁・発行日
- vol.5, no.3, pp.1-30, 2020-03-30
本研究では,サービス・マーケティングにおける文化芸術分野の研究として,クラシック音楽祭の来場者調査を実施し,品質評価が顧客満足に影響を与え,推奨意向,ロイヤルティへつながるという関係性を明らかにした.当該音楽祭の品質は,サービスの3 つの階層に適応した「中心価値要素」「付随価値要素」「付加価値要素」とサービス・マーケティング・ミックスの1 要素である「コスト要素」という4 つの評価カテゴリーにより評価されていることがわかった.音楽や演奏者の質などの「中心価値要素」,雰囲気や食事情などの「付加価値要素」の順に顧客満足に与える影響は大きく,この順位は,音楽祭の来場経験やクラシック音楽の愛好度,性別などの属性により変化することが明らかになった.