- 著者
-
流王 貴義
- 出版者
- 東京女子大学現代教養学部国際社会学科社会学専攻紀要編集委員会
- 雑誌
- 東京女子大学社会学年報 (ISSN:21876401)
- 巻号頁・発行日
- vol.6, pp.1-15, 2018-03-02
社会学が政治・公共を論じることは可能なのか.現代の社会学にとっては,このような問い自体が無用に思える.20世紀の後半以降,政治社会学は社会学の一分野として確固たる地位を占め,21世紀になってからは,公共社会学という標語が注目を集めている.その一方で,ハーバーマスやアレントが公共を重視する立場から社会学的な思考に投げかけた疑念に対して,適切に答える準備が私たちには整っているであろうか.