著者
櫻井 秀樹
雑誌
生活コミュニケーション学研究所年報 生活コミュニケーション学 = Life communication studies Annual Resarch Report Life communication studies (ISSN:21854491)
巻号頁・発行日
no.8, pp.75-81, 2017-12-01

2010(平成22)年4月、鈴鹿短期大学(現鈴鹿大学短期大学部)生活学科の生活学専攻内に生活コミュニケーションコースが設置された。 本コースは、養護教諭2種、栄養士、保育士、音楽療法士2種などの資格取得を目指す他専攻・コースとは異なり、コミュニケーションをキーワードに、人と人、人と動物、人と社会・情報といったさまざまな関わりにおいて、総合的人間理解の形成を目指すカリキュラムが検討された。2011(平成23)年4月、生活学科を生活コミュニケーションに学科名を変更、生活学専攻を生活コミュニケーション学専攻に専攻名が変更された。2012(平成24)年4月に、庄野キャンパスから郡山キャンパスに移転し、鈴鹿国際大学(現鈴鹿大学)と同じキャンパスになり、2015(平成27)年4月には鈴鹿国際大学が鈴鹿大学に名称変更され、鈴鹿短期大学は鈴鹿大学短期大学部として大学とより一体化し、新しいスタートを切った。この時、生活コミュニケーション学専攻のコース名を変更し、養護教諭・福祉コースは養護教諭・音楽療法士コースに、生活コミュニケーションコースはペットコースに名称変更し、より一層の充実をはかった。2017(平成29)年度に鈴鹿大学こども教育学部が設置され、鈴鹿大学短期大学部生活コミュニケーション学専攻は養護教諭養成を新学部に移し、ペットコースは学生募集停止となった。獣医学部以外でペット動物を専門に学ぶことができる大学は、帝京科学大学、千葉科学大学、ヤマザキ学園大学、日本獣医生命科学大学といずれも関東圏の4年制大学だけである。筆者は、日本で唯一ペット動物を学ぶことができる短大のペットコースが地域に受け入れられ、定着することを期待し努力してきたので、ペットコース学生募集の停止は残念でならない。大きな教学改革の流れの中で、ペットコースも変化に対応してきた。ペットコース2年生2名が在籍中であるが、ここで一度、ペットコースの7年間を振り返りたい。