著者
相澤 保正
出版者
弘前医療福祉大学短期大学部内紀要編集委員会
雑誌
弘前医療福祉大学短期大学部紀要 = Journal of Hirosaki University of Health and Welfare Junior College (ISSN:21876436)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.19-26, 2013

「別れの曲」「子犬のワルツ」「雨だれの前奏曲」「英雄ポロネーズ」など音楽ファンなら、だれでも一度は聴いたことがあり、それがピアノの詩人といわれるショパンの作曲であることも知っている。ヴェートーベンの「エリーゼのために」やモーツアルトの「トルコ行進曲」と並んでポピュラーなピアノ曲であり、ショパン音楽の愛好者は多い。筆者は1973年に初代会長遠藤道子によって設立された「日本ショパン協会・北海道支部(札幌)」の事務局を、設立当初から青森県に移る1978年までの6年間担当した。ショパン協会では、国内外の一流アーチストを札幌に招聘し、レクチュアーやコンサートを開催したが、筆者はそのマネジメントを担った。アーチストたちのホールでの演奏以外に、人対人としてふれあい交わす言葉のなかから、一流芸術家の奥深い精神や哲学にもふれることができ、筆者の若い頃の大きな教訓となった。このことから学んだこと、ショパンの生涯を幼少期から青年期までとパリで活躍し生涯を終えるまでの18年間のこと、そして第16回ショパン国際ピアノコンクールの聴後感などについて述べ、ショパンの全体像に迫りたい。
著者
相澤 保正
出版者
弘前医療福祉大学短期大学部内紀要編集委員会
雑誌
弘前医療福祉大学短期大学部紀要 = Journal of Hirosaki University of Health and Welfare Junior College (ISSN:21876436)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.19-26, 2013

「別れの曲」「子犬のワルツ」「雨だれの前奏曲」「英雄ポロネーズ」など音楽ファンなら、だれでも一度は聴いたことがあり、それがピアノの詩人といわれるショパンの作曲であることも知っている。ヴェートーベンの「エリーゼのために」やモーツアルトの「トルコ行進曲」と並んでポピュラーなピアノ曲であり、ショパン音楽の愛好者は多い。筆者は1973年に初代会長遠藤道子によって設立された「日本ショパン協会・北海道支部(札幌)」の事務局を、設立当初から青森県に移る1978年までの6年間担当した。ショパン協会では、国内外の一流アーチストを札幌に招聘し、レクチュアーやコンサートを開催したが、筆者はそのマネジメントを担った。アーチストたちのホールでの演奏以外に、人対人としてふれあい交わす言葉のなかから、一流芸術家の奥深い精神や哲学にもふれることができ、筆者の若い頃の大きな教訓となった。このことから学んだこと、ショパンの生涯を幼少期から青年期までとパリで活躍し生涯を終えるまでの18年間のこと、そして第16回ショパン国際ピアノコンクールの聴後感などについて述べ、ショパンの全体像に迫りたい。
著者
三上 統生
出版者
弘前医療福祉大学短期大学部内紀要編集委員会
雑誌
弘前医療福祉大学短期大学部紀要 = Journal of Hirosaki University of Health and Welfare Junior College (ISSN:21876436)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.27-32, 2013

天然原料を使って取っただしと顆粒だしを使っただしについての識別及び嗜好とそれに関わる要因についてアンケートによる調査を行った。アンケートは塩分濃度0.3%に調製した鰹だしと顆粒だし溶液との飲み比べと、それらのだしを用いて塩分濃度1.0%に調製した味噌汁の飲み比べを行い、識別能と嗜好性に関する質問と普段の食生活に関する質問に回答する形式で行った。その結果、年代によりだし・味噌汁の識別能と嗜好性に差がみられた。若い年代ではだしの識別能が上の年代よりも高かったが、天然のだしより顆粒だしの味を好む傾向が強いことが示唆された。顆粒だしはその便利さ故、現代の生活には欠かせないものであるが、インスタント食品の味付け同様に味が強化されており、この濃い味に慣れると味覚の鋭敏さが衰える恐れがある。そのため時間をかけてでも天然のだしを取りその味を学習することは味覚の敏感な若い年代にとって、今後の味覚の土台を形成する上で非常に重要なことである。