著者
麻生 直希 西浦 生成 笹倉 万里子 門田 暁人
出版者
一般社団法人 日本ソフトウェア科学会 ソフトウェア工学の基礎研究会
雑誌
ソフトウェア工学の基礎ワークショップ論文集 第29回ソフトウェア工学の基礎ワークショップ(FOSE2022) (ISSN:2436634X)
巻号頁・発行日
pp.241-242, 2022-11-10 (Released:2023-05-18)

スマートフォンのゲームアプリ(スマホゲーム)の普及に伴い,ゲームに過度に課金するユーザ(いわゆる重課金,廃課金プレイヤー)の存在が問題となっている.スマホゲームには,ユーザが課金したくなるような仕組みや,課金を繰り返させるような仕組みが設けられており,そのような課金誘導方法を知ることは,やみくもな課金を避ける上で重要であると考える.本研究では,複数の代表的なスマホゲームを実際にプレイし,課金誘導方法を調査する.
著者
田中 貴子 斎藤 忍
出版者
一般社団法人 日本ソフトウェア科学会 ソフトウェア工学の基礎研究会
雑誌
ソフトウェア工学の基礎ワークショップ論文集 第29回ソフトウェア工学の基礎ワークショップ(FOSE2022) (ISSN:2436634X)
巻号頁・発行日
pp.141-146, 2022 (Released:2023-05-18)

フィンランドの初等教育で活用されているツールであるアヤ トゥス・カルタを拡張して,ユーザ視点に基づいた MVP を抽出する手法 を提案する.提案手法は,ゴール指向分析とアヤトゥス・カルタを応用し ており,要求工学の初学者でも容易にユーザ視点で MVP の抽出ができる のが特徴である.本稿では本手法の手順,および適用例を示す.
著者
吉岡 春彦 上野 秀剛
出版者
一般社団法人 日本ソフトウェア科学会 ソフトウェア工学の基礎研究会
雑誌
ソフトウェア工学の基礎ワークショップ論文集 第29回ソフトウェア工学の基礎ワークショップ(FOSE2022) (ISSN:2436634X)
巻号頁・発行日
pp.34-42, 2022-11-10 (Released:2023-05-18)

ソフトウェア開発者がソースコードを理解する過程を明らかに することは,開発作業や学習の効果・効率を改善するために重要な研究で ある.これまでに多数の研究が効率的な読み方を分析するために,ソース コードに対する開発者の視線移動を計測している.効率的に読む方法を 理解するために,研究者はディスプレイの座標として記録された視線移 動の情報からソースコードのどこを読んでいるか対応づける必要がある. しかし,エディタ上でのスクロールやウィンドウの移動などのためディス プレイ上の座標をソースコード上の単語と対応づけることは難しい.ま た,異なるソースコードに対する同じ意味の理解行動を抽出するために は,制御フローやフォーマット,識別子の違いを考慮する必要があるため 分析には時間がかかる.本論文では,視線移動をディスプレイ上の座標 から,注視した単語と対応する構文情報に変換する手法を提案する.