著者
赤間 仁志
雑誌
夏のプログラミング・シンポジウム2018 「プログラミングとオートマトン」
巻号頁・発行日
vol.2018, pp.1-4, 2019-01-11

身近なものを使って計算ができることを発見するのは,常に新鮮な驚きと喜びをもた らすものである.本論文では,株式会社タカラトミーが販売する鉄道模型であるプラレール を用いることで論理回路を構成できることを示し,基本的な論理ゲートや半加算器などの実 例を交えて,プラレールを用いた論理回路の性質を紹介する. 先行研究にて,プラレールと LEGO ブロックを組み合わせて論理計算を行う手法がすでに 発表されている.しかし,LEGO ブロックの部品は豊富な種類があり,LEGO ブロックの みで論理計算を行う装置もすでに構成されている.本発表では,純粋にプラレールの部品だ けでも論理回路を構成できることを示す.