著者
赤間 仁志
雑誌
夏のプログラミング・シンポジウム2018 「プログラミングとオートマトン」
巻号頁・発行日
vol.2018, pp.1-4, 2019-01-11

身近なものを使って計算ができることを発見するのは,常に新鮮な驚きと喜びをもた らすものである.本論文では,株式会社タカラトミーが販売する鉄道模型であるプラレール を用いることで論理回路を構成できることを示し,基本的な論理ゲートや半加算器などの実 例を交えて,プラレールを用いた論理回路の性質を紹介する. 先行研究にて,プラレールと LEGO ブロックを組み合わせて論理計算を行う手法がすでに 発表されている.しかし,LEGO ブロックの部品は豊富な種類があり,LEGO ブロックの みで論理計算を行う装置もすでに構成されている.本発表では,純粋にプラレールの部品だ けでも論理回路を構成できることを示す.
著者
赤間 仁志 川合 秀実
雑誌
第57回プログラミング・シンポジウム予稿集
巻号頁・発行日
vol.2016, pp.99-105, 2016-01-08

プログラミング言語の構文を自由に変更できれば,その言語の記述能力をユーザの望むように拡張することができる.しかし既存の言語では構文の拡張を,構文ルールをそのまま書き下すかのように,直感的に行うことは困難である.そこで,本稿ではプログラミング言語の構文を,ユーザが自由に拡張する手法を提案する.本手法の最大の特徴は,特殊な機能を用いず,ごく自然に構文の拡張を記述できることである.そして,この手法を元に設計したプログラミング言語Garbanzoによって,自然な構文の拡張が可能であることを示す.