著者
三浦 宏文
出版者
実践女子短期大学
雑誌
実践女子短期大学紀要 = The bulletin of Jissen Women's Junior College (ISSN:13477196)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.73-84, 2014-02-04

本稿では、2011年に日本テレビ系列で放送された連続ドラマ『妖怪人間ベム』に見られる仏教思想を考察した。このドラマの中で、ベムたちは自分たちがどのような境遇にあっても救いを求める人間がいる限り救い続けるという浄土教の法蔵菩薩に通じる行動原理を示していた。さらにその最終回では、自らの人間になりたいという夢を断念して人間たちを永久に救い続けるという決断をする。これは大悲闡提の菩薩に通じる境地を示していたのである。
著者
三田 薫
出版者
実践女子短期大学
雑誌
実践女子短期大学紀要 = The bulletin of Jissen Women's Junior College (ISSN:13477196)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.19-43, 2014-02-04

本稿では、スカイプ英会話を短期大学の英語コミュニケーション学科正規科目に導入した英語教育の調査結果を紹介する。3つの選択科目の授業内で学生は、フィリピン人講師と25 分間の1対1 の英会話に毎時間参加した。この取り組みの目的は、学生のスピーキングによるコミュニケーションの自信と習熟度を上げることであった。学生は、授業について高い満足度を示した。質問紙調査の結果、「第二言語コミュニケーションの自信」に関わる項目で、事後に平均が有意に高まっていることが明らかになった(p<.01)。この結果について、インタビュー調査の質的データと合わせて、さらなる分析を行った。
著者
小林 卓 大井 三代子
出版者
実践女子短期大学
雑誌
実践女子短期大学紀要 = The bulletin of Jissen Women's Junior College (ISSN:13477196)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.121-142, 2013-03-19

「戦後の図書館学教育と女性司書」として、鬼頭當子(きとう まさこ)への聞き取りによるオーラル・ヒストリーの研究を行った。鬼頭が、実践女子専門学校から、実践女子大学図書館、慶應義塾大学図書館学科、国際基督教大学図書館とすすみ、館長になるプロセスをおいながら、「結婚、出産と仕事」、「全面開架とサイン」「UTLAS、大学教育」などを聞き取ることにより、鬼頭の歩んできた道がライブラリアン一筋の生き方であると同時に、戦後女性の生き方であることを浮かび上がらせた。
著者
宮 木 孝子
出版者
実践女子短期大学
雑誌
実践女子短期大学紀要 = The bulletin of Jissen Women's Junior College (ISSN:13477196)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.(1)141-(15)127, 2014-02-04

北原白秋と鈴木三重吉の大正四年から昭和八年に至る十八年間を、書簡を中心に考察する。彼らは既に定説とされている『赤い鳥』の児童芸術運動の中心人物の二人であるが、北原白秋の晩年の『多磨』における短歌論にも影響を与えたこの時期の関係を再考したい。 This paper focuses on the18years relationship between Hakushu Kitahara and Suzuki Miekichi from Taisho4to Showa8from the perspective of their letters.They had already been known as eminent members of "Akai Tori" 's juvenile art movement, but this periodis noticeable for the Theory of "Tanka" especially in "Tama" written by Hakushu in his later years.