著者
福留 功二 飯田 雄章 長野 靖尚
出版者
社団法人 日本伝熱学会
雑誌
日本伝熱シンポジウム講演論文集 第45回日本伝熱シンポジウム
巻号頁・発行日
pp.143, 2008 (Released:2008-05-14)

ポアズイユ乱流において,レイノルズ数を減少させていくと,乱流構造が間欠的になり,摩擦の大きい乱流領域と小さい擬層流領域が現れる.この構造は熱や運動量の輸送に大きな影響を与える.しかし,その発生メカニズムや維持機構など未知な部分が多い.本研究では,ポアズイユ乱流のレイノルズ数を100から60まで段階的に低下させた.この場合に発生する間欠構造を乱流領域と擬層流領域に分割し,それぞれの領域で縦渦やストリークなどの準秩序構造について議論する.