著者
木綿 麻実路 岩切 宗利
出版者
一般社団法人 画像電子学会
雑誌
画像電子学会研究会講演予稿 画像電子学会第222回研究会講演予稿
巻号頁・発行日
pp.37-42, 2005-11-18 (Released:2006-11-07)

本報告では,情報の埋め込みを伴うアスキーアートの自動生成手法として,濃淡法と線画法を統合した手法を提案する.提案手法は,入力画像の輪郭部を線画法により,その他の部分を濃淡法により表現するものである.提案手法を用いた実験の結果,パターンマッチングのパラメータにより画質と埋め込み情報量を制御できることがわかった.また,画質を濃淡法と比較評価した結果,滑らかな輪郭を持つ,濃淡変化が緩やか,境界間のコントラストが大きいなどの特徴を持つ画像については提案手法が従来手法よりも優れていることを確認した.