- 著者
-
和田 健司
- 出版者
- 公益社団法人 石油学会
- 雑誌
- 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 第48回石油・石油化学討論会(創立60周年記念東京大会)
- 巻号頁・発行日
- pp.100, 2018 (Released:2018-12-17)
担体の金属酸化物の種類や結晶構造が、担持イリジウム種の触媒活性に及ぼす顕著な影響を活かして、種々の有機化合物合成反応に有効な固体イリジウム触媒を開発した。例えば、{010}面を豊富に有するアナターゼを活用して、2-ニトロアニリン類と第一級アルコールからのベンゾイミダゾール合成反応に優れた活性を示す担持イリジウム触媒を開発した。一方、イリジウム錯体と酸化セリウムの組み合わせによって、アルケニルシラン合成反応に優れた活性・選択性を示す固体触媒がその場調製できることを、明らかにした。