著者
鳴海 大典 米澤 正晴
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成28年度大会(鹿児島)学術講演論文集 第9巻 エネルギー管理 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.77-80, 2016 (Released:2017-10-31)

本研究では微霧を活用する新たな水噴霧装置を開発し、空冷式ビル用マルチエアコンを対象として実機稼働状態での期間計測を行なった。空調消費電力は条件により異なるが最大で30%程度削減することが示された。また、特に高負荷条件における断続運転では空調システムの挙動に悪影響を及ぼす場合があり、連続散布や空調機との連携が必要になることが示唆された。地面に流下する無効水の削減や除去しやすいスケールの付着特性からも、微霧方式の優位性が示された。