著者
荻野 登司 峰野 悟 三浦 尚志 小椋 大輔
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
巻号頁・発行日
pp.253-256, 2016 (Released:2017-10-31)

ルームエアコンディショナーで冷房運転や除湿運転をすると、居室空気の水蒸気が結露して室内機の熱交換器に付着する。その水分が室内機内部に最大1kg程度保水される実験室実験結果を報告したが、実使用環境下での再現性やエアコン停止時の挙動などの課題が残った。そこで、実使用状況下にて除湿による室内機内部に生じる水分について、エアコンの運転時だけでなく停止時を含めた除湿放湿特性を把握する事を目的にフィールド模擬実験を行った結果について報告する。
著者
安斎 雄貴 小峯 裕己 若林 斉
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
巻号頁・発行日
pp.261-264, 2016 (Released:2017-10-31)

発汗等の顕著な体温調節応答が見られる暑熱環境下において、ペパーミントの香り曝露による温冷感・体温調節応答に与える影響を被験者実験に基づいて検討した。設定温度は32℃とし、香り無・香り有条件それぞれ実験を行った。 その結果、心理量では香り有時に体感温度が低下し、被験者が自覚している発汗量も低下した。また、生理量では額部の皮膚温が上昇したが、発汗量は低下傾向となった。 このことから、ペパーミントの香りを付加することにより、心理的な効果に加えて、発汗反応が抑制される傾向が認められた。
著者
岩下 剛 中島 均
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
巻号頁・発行日
pp.393-396, 2016 (Released:2017-10-31)

東京都の公立小中学校普通教室では冷房機器の導入が進み、ほぼ100%となっている。冷房導入が学生の学力へ及ぼす影響を把握するために、冷房導入前後の自治体ごとの学力テストの結果を用いて調査した。その結果、一部の市において冷房導入の効果が見られたが、全体的な傾向は明確でなかった。さらなる解析・考察が必要である。
著者
新井 善人 白石 靖幸 長谷川 兼一 鍵 直樹 坂口 淳 篠原 直秀 三田村 輝章
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
巻号頁・発行日
pp.129-132, 2014 (Released:2017-11-15)

本報では、インターネットを用いたアンケート調査結果を基に、乳児・幼児・児童を対象としてダンプネスの程度やアレルギー性疾患の有無の地域差及び関係性について分析し、健康影響について検討を行なうことを目的としている。児童のアレルギー性疾患の有無を目的変数としてロジスティック回帰分析を実施した結果、個人属性による影響は大きいものの、ダンプネスの程度が児童のアレルギー性疾患の有無に影響を与えていることが示唆された。
著者
青沼 徹 前田 信治 岡田 誠之 野知 啓子 赤井 仁志
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会 論文集 (ISSN:0385275X)
巻号頁・発行日
vol.35, no.157, pp.11-17, 2010-04-05 (Released:2017-09-05)
参考文献数
5
被引用文献数
1

浴場施設における浴槽水の水質は公衆浴場法等により規制されているが、公表された浴槽水水質データは比較的少ないと考えられる。一方では、浴槽水の水質が微生物汚染等により悪化し、利用者の健康被害が生じている例も挙げられる。そこで既存浴場施設における浴槽水の水質実態把握が必要であると考え、実施した。また、浴槽水の有機汚濁負荷を明確にするために、被験者一人当たりの浴槽水水質についても調査した。得られた浴槽水質については、各水質項目間の相関、重回帰分析を行い、浴槽水質の特性を考察した。
著者
荻野 浩之 近本 智行
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, pp.141-144, 2013

<p>2012年度を迎え、目標値が緩和されつつある節電目標を加味した上で、関西電力、東京電力、中部電力管内の電力消費量の実績データを分析し、震災後の節電効果の検証を行った。また、各電力会社管内の節電効果を比較するために本報では建築物ストック統計より、各電力会社管内建築物ストックを算出し、エネルギー消費原単位を用いた分析を行った。</p>
著者
紀谷 文樹 円角 健一 市川 憲良 小川 正晃 栗原 隆
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会 論文集 (ISSN:0385275X)
巻号頁・発行日
vol.18, no.51, pp.69-78, 1993
被引用文献数
2

本報は,当学会で作成した"給水・給湯設備の計測システム指針"に基づき,男子独身寮における水・湯の使用量の実態調査を行った結果に関する調査研究報告である.約80名を収容する男子寮を対象として,給水4系統(建物全体・洗濯室・厨房および大浴場),給湯1系統(大浴場)の使用状況について,約1週間にわたり連続自動計測を実施している.同様の計測を冬期および夏期に実施し,それらの結果を比較・分析してその傾向を把握した.
著者
吉永 美香
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会 論文集 (ISSN:0385275X)
巻号頁・発行日
vol.26, no.81, pp.31-38, 2001-04-25 (Released:2017-09-05)
参考文献数
12

結晶系シリコン太陽電池はその温度上昇により発電効率が低下するため、特に夏期に効率よく熱を除去することが望ましい。本研究では自然冷房の一手法である蒸発冷却を応用し、太陽電池パネル面に散水を行うことで電池温度を低く維持する方法を定常シミュレーションによって検討する。散水を行わない太陽電池パネルと比較することで散水の有効性を確認し、日射量、気温、風速、相対湿度、散水温度などのパラメータが発電性能に及ぼす影響を明らかにする。さらに東京標準気象データを用いた夏期シミュレーションより実用上期待される効果を示し、散水の水源として雨水を利用する可能性についても言及する。
著者
山岸 航 川瀬 貴晴 岩淵 弘太
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
巻号頁・発行日
pp.699-702, 2006-09-05 (Released:2017-08-31)

Latest power generation efficiency of photovoltaic systems is about 15%. We carried out 2 experiments to improve the power generation efficiency. One is on the improvement of the efficiency by using solar reflections from walls or eaves. Another is on the improvement of the efficiency by cooling a photovoltaic module by spraying water.
著者
武田 清賢 濱田 靖弘 本間 富士夫 小川 まどか 佐藤 博紀 花野 翔眞 板野 愉朋 熊本 功 佐藤 英男 相馬 英明 佐伯 英樹
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2015, pp.73-77, 2016

<p>This study aims to develop an operation control method for residential CHP (Combined Heat and Power) systems with BD (Buffer Device) and PV (Photovoltaics). Energy saving and operation properties of SH (Smart House) were analyzed through demonstration experiments.</p>
著者
藤村 和也 坂上 恭助 光永 威彦
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会 論文集 (ISSN:0385275X)
巻号頁・発行日
vol.43, no.255, pp.29-36, 2018-06-05 (Released:2019-06-05)
参考文献数
8

給水設備における給水管径やポンプ吐出流量といった各種の機器容量の設計には、器具給水負荷単位により瞬時最大流量を求める負荷算定法が一般的に用いられている。この方法は、1940 年代にアメリカのハンター(Roy.B.Hunter)により提案された手法であり、我が国では、当時の設備事情に合わせて微修正をしたものが、HASS-206 (現行の SHASE-S 206)の技術要綱や建築設備設計基準(国土交通省監修)において記載され、広く普及した。しかしながら、近年の衛生器具の節水化は著しく、ハンタ ーが提案した当時の衛生器具の仕様を基に制定されている本手法によって求めた給水負荷は、実態からかい離しているおそれがある。そこで、本報では節水化が進んでいる最新型の大便器と小便器の給水特性の調査を行い、器具給水負荷単位を適用する検討を行った。その結果、最新型の大便器と小便器の器具給水負荷単位は、現行の値よりも小さくなることを示した。
著者
金 勲 林 基哉 大澤 元毅 開原 典子 阪東 美智子
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
巻号頁・発行日
pp.117-120, 2016 (Released:2017-10-31)

高齢者福祉施設における室内環境管理の実態の解明と対策の提案のため全国アンケート調査を行た。本報では施設運営及び空調設備に関して地域特性などを加味し詳細解析した結果について報告する。 冷暖房設備はIII地域を堺に方式が変わり、換気設備は換気扇が約7割、中央式が約2割であった。温湿度の管理基準を設けている施設の基準範囲は概ね妥当なレベルであるが、逸脱した数値も存在した。換気は規則的に行っている施設が半分、任意的に行っている施設が半分であり、規則的な換気の4割は1日に2回以上3回未満であった。
著者
近藤 基 持田 徹 桑原 浩平 長野 克則
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会 論文集 (ISSN:0385275X)
巻号頁・発行日
vol.26, no.81, pp.1-9, 2001-04-25 (Released:2017-09-05)
参考文献数
6

快適な都市空間づくりが主要なテーマとなってきた現在,都市の熱環境が人の温冷感に及ぼす影響を正しく評価することも重要である.その評価のための温熱指標確立のための要素は種々であるが,屋外環境では,特に,日射の影響が地物での反射も含めて大きい.そこで,本研究では,多重放射を考慮して,日射と建物など地物の影響を組み入れた平均放射温度の導出を試み,その評価法として提案する.また,多重放射の影響については,射度と本研究で定義するIncidence Factorにより考慮し,それぞれによる平均放射温度を導出し,その特性について検討する.
著者
窪田 英樹 桑原 浩平 濱田 靖弘 中村 真人 中谷 則天 雨宮 智史
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会 論文集 (ISSN:0385275X)
巻号頁・発行日
vol.33, no.137, pp.9-17, 2008-08-05 (Released:2017-09-05)
参考文献数
20
被引用文献数
2

暑い環境では汗が滴り落ちる無効発汗現象が見られる.ぬれた人体表面からの蒸発密度よりも発汗密度が大きいときに皮膚表面に残留する汗量が発生し裸の時は体から滴り落ちて無効発汗となる.着衣時には,この残留汗量の一部が着衣を濡らし,結果的に人体表面で蒸発する汗の量を増加させる.本論文は,着衣の一部がぬれることにより有効発汗が増加する現象を有効発汗増加率なる概念を導入して人体表面における熱収支式に組み込み,人体の平均皮膚表面温度の予測を可能にしたものである.被験者実験を行い,着衣のぬれと残留汗量との関連を確認し,平均皮膚温の理論的予測値が実測値とよく一致することを確認した.
著者
赤林 伸一 坂口 淳
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
巻号頁・発行日
pp.1343-1346, 2004-08-20 (Released:2017-08-31)

In this study, the new measurement technique was developed, which was COP measurement technique of the air conditioner at the actual use of the residence. Relations between COP of the air conditioner and the outdoor temperature, humidity and the conditions of air conditioners should be explained by this study. As the results of the measurement for 5 houses in the summer and winter, the new measurement technique was effective. And, relation between COP of manufacturer catalog and measurement has big difference.
著者
小柳 秀光 熊谷 智夫 田端 淳 小林 信郷 樋渡 潔 関根 賢太郎 砂賀 浩之 村田 圭介
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.153-156, 2014

<p>構築したシステムについての特性を分析した前報(その2)に続き、本報(その3)では、最適なピークカット効果、光熱費削減効果が得られる制御を可能とする次世代型の制御システムであるスマートBEMSの負荷予測機能と運転計画機能について述べ、スマートBEMSによる熱源システムの最適運転により、どれくらいのピークカット効果、光熱費削減効果があるかについて、2013年度夏期と冬期に実施したDR実証試験の結果について報告する。</p>
著者
村田 圭介 熊谷 智夫 田端 淳 小柳 秀光 樋渡 潔 砂賀 浩之
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
vol.2015, pp.85-88, 2015

<p>スマートBEMS による熱源システムの最適運転により、どれくらいのピークカット効果、光熱費削減効果があるかについて、2013 年度夏期と冬期に実施したDR 実証試験の結果について報告した(その3)のPTR方式に対して、2014年度はCCP方式のDR実証結果について報じる。また、両方式での結果比較についても合わせて報じる。</p>
著者
畠中 祐輝 中野 淳太
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
vol.2013, pp.105-108, 2013

<p>樹陰内を実測調査し、放射環境の特性を明らかにする。測定結果をもとに簡易予測式を用い実測値と予測値の比較を行った。樹木による日射、天空放射遮蔽効果が認められた。樹陰内の日射を考慮した平均放射温度は樹陰内に時折入り込む日射に応じて変動していた。そのため、緑被率の高い夏季では高精度の予測ができたが、落葉と太陽高度の低下に伴う木漏れ日の増加により秋季、冬季では誤差が増加した。</p>