著者
小田 淳一
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.26, 2012

物語テクストに頻出する様々なレベルにおける「反復」は,同一レベルの同一単位について以外にも,隠喩や換喩,或いは提喩などの転義的操作を経たものや,更に微細な類似性に基づくものまで認められる.このような反復は,旋律を装飾する変奏の一種で,定旋律を他声部が模倣的に先取りする手法である「前模倣」に比することが出来る.本報告は『千一夜物語』のテクストを対象として,装飾としての反復について考察する.

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小田淳一「物語構造における「反復」の装飾性」(2012年度人工知能学会全国大会)。https://t.co/G7WS6hl5hI 音楽テクストにおける反復構造をモデルとして、物語テクスト(千一夜物語)における反復構造を考察する試み。西田紘子さんの音楽物語論を思い出しました。

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