著者
島 隆夫 長谷川 一幸 今里 元信 井上 俊司
出版者
公益財団法人海洋生物環境研究所
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2015-04-01

本研究は洋上風力発電施設から発生する低周波水中音の魚類への影響を解明し,洋上風力発電施設の稼働に伴い必要となる環境アセスメントに必要となる知見を得る事を目的としている。本研究の結果,140 dB re 1 μPa/√Hzの100 Hz純音は遊泳行動や摂餌に一時的な影響を及ぼすが,マダイの摂餌リズム,摂餌量および成長,シロギスの性成熟,産卵行動,卵質,卵発生に顕著な影響は認められなかった。しかしながら,水中音に対する聴覚感度や反応は魚種によりさまざまであると考えられるため,洋上風力発電施設から放音される低周波水中音が海洋生物に及ぼす影響を把握するためにはさらなる知見の集積が必要である。

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@hfusso @bululun_wagtail 引用 水中音に対する聴覚感度や反応は魚種によりさまざまであると考えられるため,洋上風力発電施設から放音される低周波水中音が海洋生物に及ぼす影響を把握するためにはさらなる知見の集積が必要である https://t.co/h5WyzDBjqZ
とりあえず風力発電の低周波水中音は魚の生態に影響しないらしい https://t.co/qN80lMoe5E

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