著者
杉尾 一
出版者
上智大学
雑誌
研究活動スタート支援
巻号頁・発行日
2017-08-25

本研究では、ボーアによる認識論的量子解釈の立場から物理量概念を分析することで、物理量を実在の要素とみなすのではなく、物理的対象を分節し、理解するための認識の枠組みという認識論的解釈を提示した。そして、近年、論争となっている弱測定による弱値の物理的解釈を認識論的に行い、参照枠としての量子系に依存する物理量とみなす解釈を提示した。言い換えるなら、物理量とその値は、観測者が設定した参照枠としての物理系に依存しており、属性というよりも、私たちが参照枠を通して入手可能な情報と考えることができることを示した。

言及状況

Twitter (1 users, 1 posts, 1 favorites)

#こんばんは #おはよう #こんにちは #京都 #kyoto #大阪 #滋賀 #東京 コペンハーゲン解釈じゃ意味ないじゃないか( ¯﹃ ¯๑) RT KAKEN — 研究課題をさがす | 量子情報理論にもとづく現代的コペンハーゲン解釈についての認識論的研究 (KAKENHI-PROJECT-17H07100) - https://t.co/X8g0ER75xn

収集済み URL リスト